音楽のおはなし、その1
音楽、聴いてますか?
人生の中で、いつ頃から聴き始めましたか?
私が最初に耳にしたのを覚えてるのは、それと実感したのは、多分80年代のときだったと思います。まだ意識して音楽を聴くというものではなく、耳に入ってきたのを何となく覚えてた、というレベルですが。ランバダとか、SHOW MEとかよく耳にしてました。確か母親がよく聴いていたからだと思います。
それから、親の使わなくなったラジカセ……のようなものを譲り受けてから、なーんとなくで聴くようになりました。この頃はもう多分90年代になってたのかな、ちょっと記憶が曖昧です。
ここでなぜ「ラジカセのようなもの」と記したかというと、その実態はこんな代物だったからなのです。
ラジオ+マイクロカセットテープ+白黒テレビ(液晶じゃないです)、という当時のシャープのお家芸、色々ごっちゃに組み合わせてみました感があふれる機器です。型番は確か、3P-M1Uだったかな。ラジオはまあ普通ですが、他が……ねえ?
そもそも、マイクロカセットテープなんて知ってますか? IC録音型になる前に、マイクレコーダーなんかでよく使われていたアレです。FAXの受話録音用にも使われていたような気がします。音質がーとか、録音時間がーとか、そんな事を言う前にそもそもテープがくっそ高かった記憶しかありません。
テレビの方も、まあ酷いものでした。こちらは普通ではあるのですが、そもそもテレビの受信する電波の周波数って、とてもじゃないけどアナログダイヤルで調節してピッタリ合わせられるような代物ではないんですよ、知ってました? 知らないですよね? だってそんな方式では一般的に使える代物ではないのですから、だから予めプリセットされてるんですよ。しかもその電波をFMラジオ受信するようなアンテナで受信する……そもそも設計の段階から無理しかありませんw
そんなハチャメチャな代物で音楽(というか、主に当時のラジオの音楽番組ですね)を聴いていた私。まだCDなるものを手に入れるのは、しばし後の話でありました。
多分、つづく。